安全・トラブル2024.11.15

よくあるトラブルと対処法

実際に起きやすいトラブル事例と、その予防法・対処法を具体的にご紹介します。

トラブルは予防が大切

ほとんどのトラブルは、事前の確認とコミュニケーションで防げます。 このガイドでは、よくあるトラブルパターンと、その対処法をまとめています。

1. 商品が説明と違う

トラブル例

「美品」と書かれていたが、実際には目立つ傷や汚れがあった。 サイズ表記が間違っていた。色が写真と全く違った。

購入者側の対処法

  1. すぐに出品者に連絡
    商品到着後、すぐに状態を確認し、問題があれば写真を撮って出品者に連絡。 「説明にない傷があります」と具体的に伝える。
  2. 証拠を残す
    商品の写真、梱包の写真、DMのやりとりをスクリーンショット。
  3. 解決策を提案
    返品・全額返金、一部返金、値引き後の継続など、希望を伝える。
  4. 話し合いがまとまらない場合
    運営に通報。証拠となる写真やメッセージを添付。

出品者側の対処法

  1. 購入者の主張を聞く
    まずは冷静に話を聞き、どこが問題なのか確認。
  2. 自分のミスを認める
    記載漏れや撮影ミスがあれば素直に謝罪。
  3. 解決策を提示
    返品受付、一部返金など、誠意ある対応を。
  4. 送料負担
    返品の場合、往復の送料は出品者負担が一般的。

予防法

  • 出品者:傷や汚れは必ず記載。写真も多めに。
  • 購入者:不明点は事前に質問。写真を追加で送ってもらう。

2. 商品が届かない

トラブル例

支払いを済ませたのに、商品が発送されない。 発送したと言われたが、追跡番号がない。1週間経っても届かない。

購入者側の対処法

  1. 発送予定日を確認
    約束した発送日を過ぎているか確認。
  2. 出品者に連絡
    「発送状況を教えてください」と丁寧に聞く。
  3. 追跡番号を求める
    追跡番号付きで発送している場合は、番号を教えてもらう。
  4. 返信がない場合(2-3日)
    運営に通報。支払い証明とやりとりの記録を添付。
  5. 詐欺の疑いがある場合
    警察に相談することも検討。

出品者側の対処法

  1. 発送遅延の連絡
    遅れる場合は、必ず事前に連絡。理由と新しい発送予定日を伝える。
  2. 追跡番号をすぐに共有
    発送したらすぐに追跡番号を送る。
  3. 配送状況を一緒に確認
    届かない場合、配送業者に問い合わせて状況を確認。

予防法

  • 出品者:必ず追跡番号付きの発送方法を使う
  • 購入者:追跡なしの発送は避ける
  • 双方:発送予定日を明確にする

3. 支払いがされない

トラブル例

取引成立後、購入者から支払いがない。 「後で払います」と言われたまま連絡が途絶えた。

出品者側の対処法

  1. 支払い期限を設定
    取引成立時に「〇日以内にお支払いください」と明確に伝える。
  2. リマインド連絡
    期限前日に「明日が支払い期限です」とリマインド。
  3. 期限を過ぎたら
    「支払い期限を過ぎています。〇日までに連絡がない場合、取引をキャンセルします」と通知。
  4. 取引キャンセル
    返信がなければ取引をキャンセルし、他の入札者を検討。
  5. 悪質な場合は通報
    繰り返し支払わないユーザーは運営に通報。

購入者側でやむを得ない事情がある場合

すぐに出品者に連絡

  • 「急な事情で支払いが遅れます。〇日には必ず支払います」と具体的に伝える
  • 連絡なしで遅れるのは絶対にNG
  • どうしても支払えない場合は、早めにキャンセルを申し出る

予防法

  • 出品者:取引成立時に支払い期限を明示
  • 購入者:支払える見込みがない場合は入札しない

4. 連絡が取れない

トラブル例

取引成立後、相手からの返信が全くない。 DMを送っても既読がつかない。数日間連絡が途絶えた。

対処法(共通)

  1. 24時間待つ
    仕事や体調不良で返信できない場合もある。まずは1日待つ。
  2. 再度連絡
    「確認いただけましたでしょうか」と丁寧に再送。
  3. 2-3日返信なし
    「〇日までに連絡がない場合、取引をキャンセルします」と最終通告。
  4. それでも返信なし
    運営に通報。やりとりの記録を添付。

購入者が連絡を取らない場合(出品者視点)

支払い前であれば

  • 期限を設定し、過ぎたら取引キャンセル
  • 次点の入札者を検討

出品者が連絡を取らない場合(購入者視点)

支払い後であれば

  • 詐欺の可能性も。すぐに運営に通報
  • 支払い証明を保存
  • 必要に応じて警察に相談

予防法

  • 取引前に相手のプロフィールと評価を確認
  • 評価が低い、取引実績がないユーザーは慎重に
  • 自分が連絡できない期間がある場合は事前に伝える

5. 商品が破損していた

トラブル例

商品が割れていた、壊れていた。 梱包が雑で輸送中に破損した様子。

購入者側の対処法

  1. 開封前に外箱を確認
    外箱に凹みや破損がないか写真を撮る。
  2. 破損を発見したら
    商品と梱包材の写真を複数枚撮影。
  3. 出品者に連絡
    「商品が破損していました」と写真付きで連絡。
  4. 原因を特定
    梱包が不十分か、配送中の事故か判断。
  5. 梱包不十分の場合
    出品者に返金や一部返金を求める。
  6. 配送事故の場合
    配送業者に補償請求。出品者に協力を依頼。

出品者側の対処法

  1. 梱包が不十分だった場合
    自分の責任を認め、返金または一部返金を提案。
  2. 配送事故の場合
    配送業者に補償請求。購入者に協力を依頼。
  3. 補償の範囲
    ゆうパックや宅急便には補償がついている。上限を確認。

予防法

  • 出品者:緩衝材を十分に使う。割れ物は「割れ物注意」シールを貼る
  • 出品者:補償付きの発送方法を選ぶ(高額商品の場合)
  • 購入者:受取時に外箱を確認。破損があればすぐに配送業者に報告

6. 取引後のキャンセル要求

トラブル例

取引成立後に「やっぱりキャンセルしたい」と言われた。 商品到着後に「思っていたのと違う」と返品を求められた。

基本的な考え方

原則:取引成立後のキャンセルは認められない

ただし、以下の場合は例外として対応を検討:

  • 商品説明に虚偽があった
  • 商品が大きく破損していた
  • 発送前のキャンセル(出品者が柔軟に対応する場合)

出品者側の対応

  1. 理由を聞く
    なぜキャンセルしたいのか、理由を確認。
  2. 正当な理由がある場合
    商品の不備など、こちらに責任がある場合は返品・返金に応じる。
  3. 購入者都合の場合
    発送前なら柔軟に対応してもよいが、発送後は原則拒否。 返品を受け入れる場合、送料は購入者負担。
  4. 低評価のリスク
    強硬に拒否すると低評価をつけられる可能性。 ケースバイケースで判断。

購入者側の対応

  • やむを得ない理由の場合
    早めに出品者に相談。誠意を持って説明。
  • 単なる気変わりの場合
    基本的にキャンセルは認められない。そのまま取引を進める。

予防法

  • 購入者:入札前によく考える。衝動的に入札しない
  • 出品者:商品説明を詳細に。サイズや色など具体的に記載

7. 評価に関するトラブル

トラブル例

特に問題なかったのに低評価をつけられた。 評価コメントに誹謗中傷が書かれた。 評価を盾に脅された。

不当な低評価を受けた場合

  1. 評価コメントを確認
    何が問題だったのか読む。
  2. 事実と異なる場合
    運営に通報。やりとりの記録を添付して事実を証明。
  3. 誹謗中傷の場合
    運営に削除依頼。悪質な場合は法的措置も検討。
  4. 次の取引で挽回
    1つの低評価で落ち込まず、良い評価を積み重ねる。

「評価を下げる」と脅された場合

絶対に屈しない
  • 「値下げしないと低評価をつける」などの脅しは規約違反
  • すぐに運営に通報
  • やりとりのスクリーンショットを保存

評価を付け合わない(報復評価)

「相手が先に評価してくれたら評価する」は避ける

お互いに評価を待っていると、いつまでも評価が完了しません。 取引が終わったら、素直に評価しましょう。

予防法

  • 丁寧な取引を心がける
  • 問題があったら早めに対応
  • 評価は客観的に、建設的に

8. トラブル予防のチェックリスト

トラブルを未然に防ぐために、以下のポイントを確認しましょう。

出品者のチェックリスト
  • 商品説明は詳細か(500文字以上)
  • 写真は3枚以上か
  • 傷や汚れを正直に記載したか
  • 発送方法は追跡付きか
  • 梱包材を十分に用意したか
  • 入金確認後すぐに発送できるか
  • 連絡を24時間以内に返せるか
購入者のチェックリスト
  • 商品説明を最後まで読んだか
  • 写真を全て確認したか
  • 出品者の評価を確認したか
  • サイズ・色を確認したか
  • 送料込みの総額を確認したか
  • すぐに支払えるか
  • 連絡を24時間以内に返せるか

トラブルは予防が9割

ほとんどのトラブルは、事前の確認と丁寧なコミュニケーションで防げます。
もしトラブルが起きても、誠実に対応すれば解決できます。